-
引きこもり時期でも最低限やっておくべきこと5つ
引きこもりはできれば短い時期で終わらせたいもの。30代、40代になっても引きこもりを続けることになっては社会復帰はますます可能性が低くなります。
子どもが不登校や引きこもりになったとき、考え方の是正や自己肯定を高めるような語りかけは必要ですが、引きこもりから外に出ようと思ったときに体力的、学力的に周りに追いついてないと、気持ちだけで終わってしまうことがあります。
外に出ようと思ったときに、すぐ出られるよう引きこもり時期でも最低限やっておくべきことを提案します。
1.体力をつけておく
引きこもりで家にじっとしていると体力の低下は著しいです。若いからといってなにもしないでいると歩くのもやっとの状態に。家でもできる筋肉トレーニングや精神的な安定にも役立つヨガなど、子どものできる体力づくりをやらせてみましょう。インターネットで動画を見ながらやることもできるし、DVDや本を見ながらやってもいいですね。毎日日課にしてカレンダーに書き込んでいけば、達成感も得られます。身体を動かすことで脳の働きも良くなり、否定的な考え方の解消にも役立ちます。
2.本をたくさん読む
引きこもりの時期は時間がたっぷりあるので、たくさんの本を読むのに適しています。本を読む習慣がない子どもは最初は苦痛かもしれませんが、これも毎日の日課にして1日何ページは読む、というように目標設定して、読書の習慣をつけましょう。学校に行っていなくても本から学べることはたくさんあります。ジャンルは問わずにいろんな本を読ませてみましょう。音読するようにすると脳が活性化されてなおいいですね。
3.最低限の学力をつける
引きこもりから社会復帰したいと思ったときに、最低限の学力がないと周りについていけず、また劣等感を与えてしまうことに。学力の必要性は子どもに言い聞かせて、引きこもり時期でも勉強は続けるようにさせたいものです。引きこもりの子どもの学習支援をしている施設もあるので調べてみるといいですね。
4.文章能力をつける
引きこもりになる子どもは、人と話すのが苦手だったり、うまく自分の気持ちを人に伝えられなかったりすることがあります。本を読むだけでなく、自分の思ったことを人に伝えることができるよう文章能力を鍛えておくことは有効です。書いたものを声にだして読ませてみましょう。最初はいやがるかもしれませんが、短い文章から書かせて、書けたら褒めながら達成感を与えるようにしましょう。
5.将来の設計をたてる
引きこもりを続けていると将来どんなことになるか、現実を話すことは重要です。子どものご機嫌をとって、現実問題から目をそらしていると、引きこもりの長期化につながってしまいます。将来何をしたいのか、そのためには今何が必要か、を機会あるごとに子どもと向き合って話し合いましょう。まずは子どもの理想を聞いてあげて、親の意見を押し付けないようにすることがポイントです。
さて、引きこもり時期でも最低限やっておくべきこと5つはいかがでしたか?
引きこもりの時期が将来のステップアップに役立つこともあるのです。悲観したりせず、前向きに日々を過ごしたいですね。
まとめ
引きこもり時期でも最低限やっておくべきこと5つ
1: 体力をつけておく
2: 本をたくさん読む
3: 最低限の学力をつける
4:文章能力をつける
5:将来の設計をたてる